泳がせの仕掛けと絡まないようにジグを投げていると、いきなりロッドが曲がった。シオかハマチかと見ていたが、穂先をたたきはするものの軽そうだ。上がってきたのは手のひらにも満たないサイズの小ダイ。さらに次投でもアタリがあったようで、かなりの数が群れている感じ。
メタルジグでヒット(提供:週刊つりニュース中部版編集部)
小ダイのアタリが続くなか、ゴンッと今までと違う魚がヒットしたようだ。時折ドラグを滑らせ慎重にファイトする丸山さん。やがて上がってきたのは30cmあるかないかぐらいの、立派な塩焼きサイズのマダイだった。今回はマダイだったが、これが青物だったりフラットフィッシュがイカダの周りにいるかもしれない。ルアーを投げられるタックルが1本あってもいいだろう。
泳がせのサオにも激信
いろいろサオを持ち替えて楽しんでいた丸山さんだが、ここで泳がせのサオに付けていたアタリ鈴が勢いよく鳴った。見ると、シーバスロッドの穂先がガンガンたたかれている。
雨のなか釣り続ける(提供:週刊つりニュース中部版編集部)
すぐに駆け寄り、じっと穂先を注視する丸山さん。じわじわと穂先が曲がったところで、サオを手に取りアワセを入れるが……。なんと根掛かり。大型魚がアジを食って、根に入ったかイカダを固定するロープに巻いたか。アワセのタイミングが難しい泳がせだが、コレばかりは仕方がない。
イケスがヤバイ状態に
再び泳がせの仕掛けをセットして、サビキに戻る丸山さんだが、ここでイケスを見て「ヤバイですね」とひと言。アジを入れすぎて過密状態なのだ。マダイも身動き取れない状態になっている。
イケスに入れるのも一苦労(提供:週刊つりニュース中部版編集部)
ここでクーラーに潮氷を作り、釣ったアジを数回に分けて入れ氷絞めにする。今回はアジが多すぎて一気に入れると、潮氷の氷が溶けてしまうため、数回に分けたが数10匹であれば一気に入れても構わない。