ここで丸山さんに交代。中層で仕掛けを止め、大きく2~3度サオをあおる。間髪を入れずブルブルと穂先が震えるが、ここで丸山さんは少しリールを巻いて追い食いを待つ。さらにブルブルが激しくなり、しばらくして巻き始めると「ありえんぐらい重い」らしい。

やがて上がってきた光景に驚愕。ズラズラズラッと上がってきたアジはなんと13匹。わずか1投でツ抜けというとんでもない事態だ。

 

泳がせ釣りにも挑戦

簡易イケスはあっという間にアジで真っ黒。それでも容赦なく釣り続ける丸山さん。少なくても4匹、多いときは10匹以上が上がってくる。ぽろぽろ落ちるアジもいるが、全く気にならない。

ここで再びサビキの選手交代。丸山さんがごそごそとシーバスロッドを取り出し、セットしたのは船用のヒラメ仕掛け。そう、泳がせ釣りで青物やヒラメ、マゴチなどのフィッシュイーターを狙うのだ。こじま渡船の釣果情報にも、まれにヒラメやマゴチが登場しているが、あくまでクロダイ釣りのゲストとして釣れたもの。生きエサで本格的に狙えばどうなるか。

イカダでのサビキ釣りでアジ200匹オーバー爆釣!【三重・こじま渡船】入れ食いを堪能泳がせのサオはしっかり固定(提供:週刊つりニュース中部版編集部)

さらに船長情報では先にも述べた通り、青物の回遊もあるらしい。生きエサには困らない状態なので、使いたい放題だ。

アジの中でも豆サイズをハリに刺し、サビキの釣り座とは反対方向に投げてサオ掛けにしっかり固定する。青物が掛かった場合、あっという間にサオごと持っていかれる可能性もあるためだ。

延々と続く入れ食い

その後もサビキでは、アジの入れ食いがエンドレス。予想通り上げるたびに、アジが暴れて仕掛けがぐちゃぐちゃに絡んでいる。やはりこんな欲張り仕掛けではなく、普通の堤防サビキの少し太めがお勧めだ。

イカダでのサビキ釣りでアジ200匹オーバー爆釣!【三重・こじま渡船】入れ食いを堪能アジがズラリとヒット(提供:週刊つりニュース中部版編集部)

ルアーでもアタリ連発

ここで遠目で青物らしきボイルが見えた。このイカダの周りにも回遊があるかもしれないと、丸山さんはチニングロッドに10gのメタルジグをセット。フックはフロントに2本セットしたものだ。