私はビットコインは10万ドルに行くかもしれないと申し上げました。まだ6万ドル台の時です。今、9万8千ドルぐらいまで来ています。金と仮想通貨の最大のシークレットは相場の妥当性がないことです。
かつてチューリップバブルがありました。あれはチューリップに対する市場での価値観があったからこそ崩壊したのです。不動産だって一般人が誰も絶対に買えない金額になればそれはバブルです。しかし、金や仮想通貨は何をもって高いとか安いというのか、その基準すらないのです。それを使い直接的にモノが買えないところに価値としての妥当な判断がないとも言えないでしょうか?もちろん、価値の妥当性がないということは価値の下支えもないということです。そう、ふわふわ浮いているようなものです。ただし、金もビットコインも採掘限界があることだけは夢を追う人による下支えといってもよいのでしょう。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年11月22日の記事より転載させていただきました。