クルマ好きが高じてドリームストーリーを歩む長谷川社長

最後に長谷川社長の人物像について伺うと『アメリカ在住時には大型2輪車に乗っていて、日本に帰ってきてから中型2輪車に乗っていましたがBMWグループへの入社が決まってから急いで2輪車免許の限定を解除して、今は大型2輪車でツーリングを自ら運転して楽しんでいます。
秘書にもよく怒られてしまうのですが、やはり、実際に乗ったことがない人の言葉には説得力がないと思っており、BMWグループには2輪車ブランドの「BMW MOTORRAD」もあるので実際に運転することは重要だと捉えています。
また、私にとってBMWは自分自身が一番好きな自動車ブランドであったため、自分のプロフェッショナルライフのファイナルステージとして「BMWで引退まで全力でやり遂げたい!」と考えています。
しかし、その一方で個人的には、自分も永遠には走り続けられないので、日本人社長が会社を引っ張っていくという全体方針の中で、若いメンバーにバトンタッチしていけるようにしなければならないですし、人材戦略のところでもお話ししたように、日本によりフィットした企業にしていきたい! 日本流のよりよいサービスやお客さまとの接点の持ち方を強化していきたい! そして、今後、日本法人の設立50年、60年と伝統を繋げていきたい! と思っています。』と力強くお話しされていらっしゃいました。

今回、長時間にわたりインタビューにご協力いただいた長谷川社長の印象は、経営の要である「人」をとても大事にすることに重きをおかれていて、そのお人柄は気さくでクルマへの熱い想いがひしひしと伝わってきました。

BMWが日本で推進する取り組みの最前線を追う! 長谷川正敏 代表取締役社長インタビュー【自動車業界の研究】
ツーリング時の長谷川社長(BMW)(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

長谷川社長のドリームストーリーは、BMWの日本法人のリーダーに就任するところではなく、経営者としてその先の企業が目標とする姿を着実に捉え実現していくことにあり、これからもリーダーシップを発揮されて強力に施策を推進されると思いますので、今後もブランドとして「駆けぬける歓び」を提唱するBMWに期待は膨らみます!

BMWが日本で推進する取り組みの最前線を追う! 長谷川正敏 代表取締役社長インタビュー【自動車業界の研究】
BMWのBrand Originality(ABeam Consulting)(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

参考リンク)
BMW Japan公式サイト
https://www.bmw.co.jp/ja/index.html
BMWプレスリリース
https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/news/press.html
BMW GROUP PRESSCLUB JAPAN
https://www.press.bmwgroup.com/japan/
FREUDE by BMW
https://www.bmw.com/ja/freude-by-bmw.html
駆けぬける歓び
https://www.bmw.com/ja/automotive-life/the-history-of-the-bmw-slogan.html
BMWヘッドクォーター
https://www.bmwgroup.com/en/general/approach-headquarters.html
日本自動車輸入組合
https://www.jaia-jp.org/
麻布台ヒルズ
https://www.azabudai-hills.com/index.html

文・橋爪一仁/提供元・CARSMEET WEB

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