■一帯で増える野生動物の死骸
Redditユーザー「Katzaidanj」氏の話は、某所の郊外でずたずたに引き裂かれたキツネとシカの死骸を多く見かけるようになったことから始まる。無残にもこれらの動物たちの内臓が周辺の木の枝にぶら下がっていることもあったということだ。
同氏は家の近くの森の中でこちらを見つめる“視線”を感じたという。振り向くと70メートルほど先の小川の向こうに大きな生き物がいることに気づいたのだ。
身の危険を感じた同氏は上り坂の山道を全速力で走って逃げた。これまでの人生でこの時ほどアドレナリンが身体中をかけめぐる体験をしたことはないという。普通なら走っても30~40秒はかかるであろう距離を10秒ほどで走り抜けたということだ。
うまくこのUMAから逃げおおせた同氏だったが、やはりそれはウェンディゴだったのだろうか。一帯ではウェンディゴの目撃報告が少なくない。そして野生動物たちの死骸はこのウェンディゴの仕業なのか。
この体験以降、同氏はウェンディゴらしきUMAを目撃していないということだが、ウェンディゴは決して襲いかかってくるのではなく、人間に助けを求めたり、誘惑したりして接近を図るのではないかと考えている。以前にも、森の中で助けを求めている少女のような声を聞いたことがあるという。「もしそのようなウェンディゴに森の中で出会い、会話するようなことがあるとすれば考えただけでも身の毛がよだつ」と同氏は語っている。