アメリカ北部からカナダ南部のネイティブアメリカンに伝わる謎のUMA、ウェンディゴ――。伝承の中の存在といわれていたウェンディゴだが、今なお興味深い遭遇体験談が報告されている。
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■謎の野人“ウェンディゴ”とは?
ネイティブアメリカンの伝承の中に登場する巨大な人型の獣がウェンディゴ(Wendigo)だ。神秘的で奇妙な能力を持つといわれるこの謎のUMAの目撃・遭遇報告が巨大掲示板「Reddit」にいくつも寄せられている。
ウェンディゴはネイティブアメリカンであるアルゴンキン族の神話と伝説に登場する恐ろしい野人である。身長は最大で4.6メートルにもなり、毛深くガリガリに痩せていて、腐臭のような体臭を放ち、眼光鋭い目、長い黄ばんだ牙、鋭利な恐ろしい爪、長い舌を持ち、シカのようなツノを持つ個体も報告されている。
高い身体能力に加えてある種の“超能力”を持っているといわれ、姿が見えなくなったり、心を読んだり、人間の声を模倣したりする能力や、恐怖の波動を放出する能力もあるという。
その起源にはいくつかの説があり、飢餓に打ち勝った人間であるという説や、または共食いの極限状況をサバイバルした人間がウェンディゴになるという説、災厄から部族を救うために悪魔と取引した戦士という説もある。いずれにしても腹を空かせ獲物を求めている貪欲な野人だ。そして今でもウェンディゴの目撃・遭遇談が報告されている。