独創的なデザインやメカニズムを採用する『シトロエン』
それぞれ独自のカラーを持つフランスメーカーのなかにあって、しばしば独創的と紹介されるメーカーがシトロエンです。
シトロエンも小型車に注力してきた歴史があるいっぽうで、古くはヨーロッパではじめて大量生産方式を採用したタイプAに始まり、前輪駆動にモノコック構造を採用したトラクシオン・アヴァン、窒素ガスとオイルを使ったエアスプリングと油圧シリンダーを組み合わせたハイドロニューマチックサスペンションシステムを採用したDSなどが歴史をつくってきました。
このハイドロニューマチックサスペンションシステムは、時代とともに進化し、2015年まで生産されたCセグメントモデルのC5まで使用。その構造からオイル漏れなどの故障は、ある程度宿命といえそうですが、現在もマニアから根強い支持を集めています。
最新のラインナップは、コンパクトカーでは、BセグメントのC3、CセグメントのC4があります。
C3は、プラットフォームは古いものの、同セグメントで最上といえる乗り心地を提供するコンパクトハッチバック。C4は、クロスオーバーSUV的スタイルのハッチバックで、EVのE-C4エレクトリックも設定します。
シトロエンらしい独創性をもっとも堪能できるC5 Xは、ステーションワゴンの車高をあげてクロスオーバースタイルとしたモデルです。
いっぽうSUVは、クロスオーバーモデルのエアクロスSUVをC3とC5に設定。MPVのベルランゴはプジョー/フィアット/シトロエン3兄弟のなかでもっとも人気があります。
さらにC5 XとC5 エアクロスSUVには、プラグインハイブリッドが用意されます。