世界最古の自動車メーカー『プジョー』
1889年のパリ万博で最初の自動車(蒸気三輪車)を公開したプジョーは、1974年にシトロエンを吸収し、PSAプジョー・シトロエン、グループPSA時代を経て、現在はフィアットとクライスラーのとの合併により誕生したステランティスN.V.傘下にあります。
プジョーの代表的なモデルは、いまも昔もコンパクトカーといえるでしょう。
プジョーは数字(真ん中にゼロを挟んだ3ケタや4ケタ)を車名につけることが多く、ポルシェが901の車名を911へと変更したのはクルマ好きには有名な話です。現行モデルのBセグメントの208、Cセグメントの308は、走りと乗り心地のバランスに優れたハッチバックモデルです。
また世界的に流行しているSUVにも注力していて、2008をはじめミドルサイズの3008、3列シートSUVの5008をラインナップしています。
同時に電動化対策として“パワー・オブ・チョイス”というコンセプトを掲げ、コンパクトハッチの208にEVのe-208を設定。コンパクトSUVの2008にもe-2008を用意しています。
またSUV全盛のなかでもバカンスの国生まれらしく、多くの荷物を積めるステーションワゴンの308SWもラインナップ。
そのほか、シトロエン、フィアットとブランド違いの兄弟車であるフルゴネット(MPV)のリフターも設定されています。
昔から、その独特のしなやかな乗り味から“猫足”といわれてきたプジョーですが、現在はやや引き締まった乗り味に変化しています。
とはいえ、いずれのモデルもハンドリングと乗り心地のバランスに優れていることがプジョーの特徴です。