La cifra de víctimas mortales por la DANA aumenta a 216 en la provincia de Valencia

死者・行方不明者数を正確に知ることは不可能

10月29日から30日にかけて豪雨を伴う川と川溝(Barranco)の急激な水位の上昇によって氾濫した洪水による死者は11月13日現在で公式発表は226人となっている。

ところが、実際の死者数はそれを大きく上回っているというのが被災者らによって指摘されている。政府はその数を低く公表させているというのだ。

例えば、大型スーパーマーケットの地下駐車場には死者はいないと公式発表されたが、そこから死体が遺体袋に包まれて運ばれているのを見た目撃者がいるのだ。同様に、行方不明者についても公表されている人数と市民が捜索願いを出している人数は一致しない。このような状況では、実際の死亡者と行方不明者の数を正確に知ることはできないであろうと言われている。

5人の政治家の怠慢が大惨事を招いた

洪水の発生から既に2週間が経過している。そして、その全貌が次第に明らかにされつつある。

洪水の被害が大惨事となり多くの死者を出したのは、川と川溝を流れる水位と流量の増加による危険性を中央政府と州政府が深刻に受け止めなったのが原因だ。それに加え、中央政府と州政府の政権政党間の違いによる確執もその理由としてあった。

事態を大惨事にさせた責任者をここに5人挙げる。サンチェス首相、マソンバレンシア州知事、テレサ・リベラ環境・エコロジー相、マルガリタ・ロブレス国防相それにマルラスカ内務相の5人だ。彼らが事態の深刻さを理解して即座に対応しておれば、これほどの惨状に至っていなかったのは確かだ。

要するに、気象庁が先月29日の午前7時半過ぎに豪雨による洪水警報を出した時点で、中央政府が陣頭指揮を執り「非常事態体制」を発動してバレンシア地方に軍隊の緊急部隊を派遣しておくべきであった。