多様性を見える化し、チーム力を最大化

ーーーほかに、社員が伸び伸びと働くために工夫していることがあれば教えてください。

若山:「きもちいい」の一環として、社員それぞれの思考や行動の特性を見える化して、お互いを補完できるチーム作りをしています。具体的には、私を含めた社員全体に対し「EG」を取り入れるようにしています。

※EG

「エマジェネティックス」と呼ばれる脳神経科学にもとづいた心理測定ツール。人間の行動特性を「分析型・構造型・社交型・コンセプト型」の4種類を数値にして導き出す。

例えば、私は脈絡もなくいろんなことを思いつくコンセプト型なのですが、社員の多くは一つのことに集中する構造型なので、思考プロセスが全く異なるんです。

ですから「社長の言っていること分からん!」と言われても、そうだよね。と歩み寄れるため、お互いの良いところのバランスがとりやすいんです。

普段のコミュニケーションにおいても「EG」の結果を参考にすることがあります。人のために動くことに喜びを強く感じている社員には「この仕事をすると誰が喜ぶのか?」まできちんと伝えると、前向きに仕事をしてくれるようになるんです。


社員全員の「EG」の結果が社員の休憩所の前に張り出されています

社員の特性をしっかりと把握したうえで、その人が一番輝ける仕事を任していく。だからこそ、ワカヤマには前向きに働いている社員が多くいるのだと感じています。


社員もその家族も気持ちよく働けるために考えられたさまざまな制度が充実

後編では「なぜワカヤマに全国からお客様が集まるのか?」を軸にしたお話をお聞きしています。

インタビュイープロフィール

株式会社ワカヤマ

代表取締役 若山 健太郎

1982年に、高級メガネのまちである福井県鯖江市に生まれる。

2005年にオレゴン大学卒業後、眼鏡フレームメーカーにて、一連の加工業務を経験。