いわき戦では好セーブを連発。ゲーム序盤、苦しむチームを窮地から救う活躍を見せた。出場機会は限られたものの、すでに今季限りで権田の退団が決まっており、来季は沖が先発するゲームが増えることが予想される。元々は鹿島の下部組織出身であり、2020~2021シーズンは守護神として名門のゴールマウスを守った実績も持つ沖。シーズン終盤に多くの見せ場を作ったMF矢島慎也や長くチームを支える背番号「10」FWカルリーニョス・ジュニオらも欠かせない戦力であることは間違いないが、権田の退団と持っているポテンシャルの高さから手放せない選手5位とした。
4位:乾貴士
J2のみならず国内でも屈指のテクニックを持つMF乾貴士。昨2023シーズンは10ゴール10アシストの活躍で開幕から不調だったチームを救い、上位争いをするまでに導いた。今季も中盤や前線での存在感は変わらず、周囲を使いながらのチャンスメイクで活躍した。昨年の成績には及ばなかったものの、5ゴール7アシストと多くの得点に絡んだ。
また、前線からのプレスでも大きく貢献。36歳という年齢を感じさせない運動量で猛然とボールホルダーへプレッシャーをかけ、相手に余裕を与えず守備でもリズムを生み出す存在となっていた。同じく日本代表としても経験豊富なGK権田の退団が既に決まっている今、チームにとって頼れるベテランとして乾の重要性がさらに高まったと言えることから、手放せない選手4位とした。
3位:北川航也
クラブの下部組織出身であり、今季はキャプテンも務めたFW北川航也。昨季まで主力として最前線に君臨していたFWチアゴ・サンタナの移籍に伴い、得点力に不安を抱えることも予想されたチームの中で12ゴール6アシストと多くのゴールを生み出し昇格と優勝に大きく貢献している。