ハードル高い地上波への出演

昨年4月に発売した3作目の写真集『7ORDER Special PHOTO MAGAZINE Shall we…….?』(主婦と生活社)は、「オリコン週間BOOKランキング」ジャンル別「写真集」で1位を獲得。同年12月には今勢いがあり、さらなる飛躍が期待される人物やグループに贈られる「Primez Active Award」のアーティスト賞を受賞した。

「すでにこれだけ実績があると、IMPACTorsファンが『7ORDERのようになれば……』と願うのもわかる。デビュー済みのグループが事務所を退所するなら、それこそ山下や、17年9月の退所後に『新しい地図』として活動を展開するようになった稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾がたどってきた『元ジャニーズの道』から学べることも多いだろうが、7ORDERが切り拓いた『元ジャニーズJr.の道』に救われる者もいるのでは」(同)

また、別のテレビ局関係者は言う。

「メリーさん(メリー喜多川元副社長/2021年死去)が辣腕を振るっていた一昔前であれば、考えられない現象。以前のジャニーズは自社に所属していない男性アイドルグループの存在すら許さず、事務所を辞めたタレントを数年間は芸能活動できないようにするなど、あからさまに圧力を使っていた。元SMAPの3人による新しい地図の活躍が大きなターニングポイントとなったのは事実だが、あの草なぎ剛ですら地上波の民放の連続テレビドラマに復帰するまで退所から5年もかかっているし、山下智久も民放地上波のドラマにはいまだに出られていない(21年に『ドラゴン桜』<TBS系>で声のみ出演)。それだけに、CDデビュー前にジャニーズと確執を抱えたまま袂を分かったグループが大手レコードレーベルからアルバムを出し武道館でライブをしたり、大手出版社から写真集を出すとは業界的には歴史的事件ともいえる。