メジャーデビューや日本武道館公演も
このような経緯から全員でジャニーズを離れる決断をしたLove-tuneは、安井の退所を待って19年5月に「7ORDER project」を始動。同年4月の時点で、安井を除く6人が出演する深夜バラエティ『イケダンMAX』(TOKYO MX)がスタートしており、のちに安井も合流。同年8~9月には7人での単独公演『舞台「7ORDER」』も開催した。
そして20年3月に7ORDER名義では初の楽曲「Sabaoflower」を自主レーベルからリリースし、同年7月には初の単独ライブ『UNORDER』を開催。さらに21年1月に日本コロムビアから1stアルバム『ONE』、Blu-ray&DVD『UNORDER』をリリースしてメジャーデビューすると同時に、7ORDERとして初めての単独日本武道館公演「WE ARE ONE」も行った。またこの年、Z世代を中心にした若者向けサービスのプランナー・コンサルティング会社による「2021年下半期トレンド予測」の7位にランクインしていた。
「Love-tuneというグループ名でなくなったことは残念だが、それでもファンは7ORDERとして全員をまた応援できる状況を喜び、支えてきた。一応、ジャニーズとは喧嘩別れのような感じなのに、現状のように目覚ましい活躍ができている7ORDERは異色。たとえば、20年10月にジャニーズを退所した山下智久も、未成年女性との飲酒報道で活動を自粛していた期間に辞めるという不穏さを漂わせながら、個人になっても活躍できているが、山下ほどLove-tuneは世間で知られていたわけではない。それなのに7ORDERとして一から出直し、しっかりファンを増やしているのは大したもの」(テレビ局関係者)