目次
MT車のメリット
MT車のデメリット

MT車のメリット

ニュアル車(MT車)おすすめ15選!新車・安い・中古でおすすめMT車は?
(画像=©Umair/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

MT車には、以下のメリットがあります。

  • 運転の楽しさを実感できる
  • 誤発進による暴走事故を防げる
  • ガソリン代を抑えられる

続いて、MT車のメリットを具体的に解説します。

運転の楽しさを実感できる
MT車は車速に合わせてシフトレバーを選択しつつ、足でクラッチ操作を行うため車を操っている実感を得られます。また、ドライバーの運転技術も重要なため、上達していくことも運転の楽しさを実感できる理由の1つです。

誤発進による暴走事故を防げる
MT車はクラッチ操作が必要であり、アクセルとブレーキを踏み間違えても誤発進による暴走事故を防げます。AT車は、クラッチ操作が不要なため、アクセルを踏むと車は急加速します。

一方、MT車はクラッチ操作が必要であり、アクセルとブレーキを踏み間違えるとエンストするため誤発進による暴走事故を防ぐことが可能です。ただし、誤発進を完全に防げるわけではないため、十分注意してアクセル操作を行いましょう。

ガソリン代を抑えられる
MT車はAT車より燃費がよい傾向にあるため、ガソリン代を抑えることが可能です。AT車は、意図せぬところで回転数が上がりやすい特徴があります。たとえば、加速する際に予想以上に回転数が上がるようなケースです。

一方、MT車は状況に応じた回転数の調整ができるため、AT車より燃費がいい特徴があります。ただし、燃費を意識しすぎて回転数を抑えると、エンジンの調子が悪くなる可能性があるため注意が必要です。

車両本体価格はAT車よりも安く設定されている傾向にあり、購入費用も抑えられます。また、車の構造がAT車ほど複雑ではないため、故障のリスクが少ないメリットもあります。

MT車のデメリット

ニュアル車(MT車)おすすめ15選!新車・安い・中古でおすすめMT車は?
(画像=©auremar/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

MT車は以下のデメリットがあります。

  • AT車より操作が難しい
  • 車種が限られる
  • 搭載できない先進安全機能もある

デメリットも考慮して、MT車を購入するか検討してみてください。続いて、MT車のデメリットを具体的に解説します。

AT車より操作が難しい
MT車はクラッチやシフトレバーの操作が必要なため、AT車より運転技術が必要です。操作に慣れていないとエンストを起こす傾向にあるため、教習所でよく練習しておくとよいでしょう。

特に信号待ちから再発進する際にエンストを起こした場合は、パニックになる可能性もあります。坂道発進では車体が後方に下がるため、サイドブレーキの操作も行わなければなりません。

また、渋滞時はアクセルとブレーキに加えて、クラッチペダルを何度も踏みかえる必要があります。運転の疲労による事故を起こす可能性があるため、注意して運転しましょう。

車種が限られる
MT車は販売されている車種が限られているため、車選びの選択肢が少なくなります。2000年代の初めまでは多くの車種にMT車が設定されていたものの、現代の日本ではAT車が主流であり、販売されている新車の98%がAT車です。

また、内閣府によると日本の運転免許の保有者数は、約8,216万人だと言われています。そのうちのMT免許は32.4%、AT限定が67.6%であり、半分以上のドライバーがそもそもMT車を運転できません。AT車しか運転できない方が多いことも、MT車の販売台数が減った理由の1つです。

欲しい車種を見つけても、AT車しか設定されていないことがほとんどなため、車選びを妥協しなければならない可能性があります。

搭載できない先進安全機能もある
MT車はクラッチ操作が必要なことにより、搭載できない先進安全機能があります。たとえば、衝突の危険性がある際に、ドライバーへ警告やブレーキの補助操作を行う「衝突軽減ブレーキ」のような先進安全機能です。

現に2021年8月に発売されたスバルの新型BRZのMT車には、衝突軽減ブレーキが搭載されていません。ただし、スバルは2023年6月に、先進安全機能を搭載したMT車のBRZの販売を発表しました。

技術の発展や自動ブレーキ義務化により、今後は他の新型MT車にも先進安全機能が搭載されるでしょう。