目次
パワートレーンはガソリンとハイブリッドの2本立てだけど…
走りの質を高めるチューニングはヴェルファイアだけ
パワートレーンはガソリンとハイブリッドの2本立てだけど…
パワートレーンは、2.5Lのハイブリッドシステムが共通。
ガソリンエンジンは、アルファードが先代から受け継いだ2.5L 直列4気筒の自然吸気エンジン(2AR-FE)を搭載するのに対し、ヴェルファイアはレクサスNXなども使うパワフルな2.4L 直列4気筒ターボ(T24AFT-S)となりました。
最高出力205kW(279ps)/6,000rpm、最大トルク430Nm/1,700~3,600rpmを発生する2.4Lターボは、最高出力こそ先代の3.5Lエンジンにはおよばないものの、430Nmの最大トルクは低回転からしっかり発生しています。
組み合わされるトランスミッションも、アルファードの2.5LエンジンがCVT(Super CVT-i)に対し、ヴェルファイアの2.4Lターボは8段AT(Direct Shift8AT)と違います。
さらにヴェルファイアのみアクセルペダルをショートストローク化することにより、ドライバーは少ない操作量で十分な加速を得られるなど、ドライバビリティの向上が図られています。
駆動方式は、全車に2WDと4WD を設定。新型で追加されたハイブリッドの2WD車は、ノア/ヴォクシーのガソリン車よりも優れる17.5km/L(WLTCモード)の燃費を叩き出しています。
走りの質を高めるチューニングはヴェルファイアだけ
基本となるシャシーは、クラウンやハリアーも使うTNGAプラットフォーム(GA-K)に専用チューニングを施したものを使います。
今回、アルファード/ヴェルファイアのためにリアにV型のブレースを追加。ボディ構造にも複数の接着剤を使用してより締まったボディになっています。
さらにヴェルファイアにはフロントパフォーマンスブレースを装着。車両の応答性が上がっています。
ショックアブソーバーは、アルファードの「Executive Lounge」とヴェルファイア全グレードに、地面から伝わる振動の周波数に応じて減衰力を機械的に可変させる周波数感応型のショックアブソーバーを装備して、しっかり感のある操縦安定性としなやかな乗り心地を両立させています。