これによりアポロ15号では合計18時間以上の船外活動により、月面から77kgものサンプルが採集されてします。
そしてスコット氏は、物体は質量に関係なく同じ加速度で地面に落ちることを示す「ガリレオの実験」を行いました。
大気の影響を受けない月面で重いハンマーと軽い羽を同時に落とし、ガリレオの主張が事実であることを実証したのです。
NASAはアポロ15号を、「それまでに行われた中で最も成功した有人宇宙飛行だった」と表明しています。
アポロ16号
1972年4月21日、アポロ16号に乗ったジョン・ヤング氏と、チャールズ・デューク氏が月面に着陸しました。
彼らは月を歩いた9人目と10人目の人類となったのです。
2人は月面でほぼ3日間を過ごし、この間に通算で3度の船外活動を行いました。
このミッションでも月面車が使用され、2人は合計で95.8kgのサンプルを採集し、地球へ持ち帰りました。その中には、月から持ち帰った最大の岩石(11.7kg)も含まれています。
アポロ16号では、月の高地地域を主に探索し、高地の岩石サンプルが持ち帰られた初めてのミッションとなりました。これにより、月面全体の地質的な多様性も明らかになり、月の地質構造や形成プロセスを解明する上で重要な発見がもたらされました。
アポロ17号
1972年12月11日、アポロ17号に乗ったユージン・サーナン氏と、ハリソン・シュミット氏が、月面に着陸しました。
11人目と12人目であり、2024年現在、彼らが月面を歩いた人類最後の宇宙飛行士です。
アポロ17号は、アポロ計画における最後の飛行であり、史上6度目にして最後の有人月面着陸を行ったのです。