ホンダの先進運転支援システム(ADAS)となるのがホンダセンシングです。その機能自体は、先代モデルからすでに採用されています。基本機能として、先代モデルから衝突被害軽減自動ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)などが採用されています。ただし、アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、時速30㎞以上での作動というように、作動領域が限定的でした。
クルマ
2024/11/10
ホンダ「フリード」をプロが先代と新旧比較 外装・内装の違いを解説【プロ徹底解説】
新型モデルでは、ホンダセンシングがより進化しています。衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)は、対象に自転車が加わりましたし、アダプティブクルーズコントロール(ACC)は渋滞追従機能がつき、また、トラフィックジャムアシスト(渋滞時運転支援機能)が追加されたことで、渋滞の中で時速0㎞まで作動できるようになりました。斜め後ろの死角をカバーするブラインドスポットインフォメーションや、駐車場での出庫時に左右から近づく別車両を検知する後退出庫サポート機能もタイプ別に用意されています。
新型「フリード」の走行性能・燃費を先代と比較
先代モデルのパワートレインは、i-DCDと呼ばれるハイブリッドと、1.5リッターのエンジンという2つのパワートレインを搭載していました。i-DCDは、7速DCTの中にモーターを内蔵するという仕組みです。その燃費性能は、後期型で、ハイブリッドのFFが、最高20.8㎞/l(WLTCモード)で、4WDが最高で19.8㎞/l(WLTCモード)でした。1.5リッターのエンジン車は、FFで17.0㎞/l(WLTCモード)、4WDで最高15.6km/l(WLTCモード)でした。
新型モデルは、e:HEVと呼ばれる新世代のハイブリッドと、1.5リッターのエンジンという2つのパワートレインを用意します。e:HEVは、走行シーンのほとんどを、エンジンで発電した電力でモーター駆動するという、シリーズハイブリッドで走行します。ただし、高速走行時は、クラッチ経由でエンジンの力を駆動に利用します。その燃費性能は、ハイブリッドのFFで最高25.6km/l(WLTCモード)、4WDで最高21.4km/l(WLTCモード)となります。エンジン車の燃費は、FFで最高16.5㎞/l(WLTCモード)、4WDで最高14.5㎞/l(WLTCモード)となります。
燃費性能を比較すると、ハイブリッドでは、新型モデルが勝りますが、エンジン車では先代モデルの方が良い数字となります。
新型「フリード」の価格を先代と比較
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