人生のなかでも、「車の購入」は心躍るイベントの1つです。これから始まる新しいカーライフの予感に、ワクワクが止まらなくなりますよね。
しかし、そんな高揚感のなか、近所の家と車が被ってしまったら……。今回は「近所や職場で車が被ってしまった経験」のあるオーナーに話を聞きました。
えっ、もしかしてマウント取られてる?
まず話を聞かせてくれたのは、日産のコンパクトカー、ノートのオーナーです。売れ筋車種のため周囲と被るリスクは少なからずありますが、どうやらご近所さんと「ガッカリな被り方」をしてしまったといいます。
「今のノートが出て、わりとすぐに買ったんですよ。値段のわりにシュッとしたデザインで満足していたんですが、1年も経たないうちに、お隣さんの駐車場にもノートが……。しかも、差別化されたオーラの方でした。
街でちょっと見かけたときには、そこまで差を感じなかったんですけど、ずっと並んでいるとやっぱり向こうの方が細部まで凝ったデザインで。それにしても、『わざわざ隣の家の上位車種買うか?』とは思いましたね。
救いだったのは、賃貸物件だったので、それから2年くらいで私の方が引っ越したことです。今は戸建てですけど、被ったら逃げられないですし、今度買うときはマイナーな車種を選ぼうかなって」(30代男性)
日産は2020年末に現行モデルのノートを発売し、2021年にその上位車種として「ノート オーラ」をラインナップに加えました。ボディサイズや内外装の質感、モーター出力などの面で差別化が図られています。
車に詳しくない人からすると、そこまで大きな違いは見て取れないかもしれませんが、やはりオーナーの立場からすれば、複雑な思いが生じるものでしょう。