評価:★★☆☆☆/続投可能性:10%
今2024シーズンの7月、ハリー・キューウェル監督の解任に伴い、内部昇格の形で横浜F・マリノス監督に就任したジョン・ハッチンソン監督。しかしチームの調子が上向くことなく、2桁順位でシーズンを終えようとしている。ハッチンソン監督も今季限りでの退任が濃厚だ。
横浜FMでは、2015シーズンに就任したエリク・モンバエルツ監督以来、アンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム・ホットスパー監督)、ケヴィン・マスカット監督(現上海海港監督)、そしてキューウェル監督と、シティ・フットボール・グループに属しているメリットを生かした外国人監督の招聘が続いていることから、再びシティグループが推す攻撃的サッカーを志向する外国人が指揮する可能性が高いだろう。
湘南ベルマーレ:山口智監督
評価:★★★☆☆/続投可能性:80%
一時は降格圏内にいたものの、終盤戦の驚異的な追い上げでJ1残留をほぼ確定させた湘南ベルマーレ。2021シーズンから指揮している山口智監督だが、長期政権である一方、毎年のように残留を争っている状況に、サポーターの“このままでいいのか”という思いも募っている。
元々、監督をコロコロ変えるクラブではなく、クラブ初タイトル(2018ルヴァン杯)をもたらした曺貴裁監督(現京都サンガ)に至っては、約8年(2019シーズン途中にパワハラ行為が発覚し退任)にも及んだ。監督選びにおいても、いい意味で身の丈に合った人選で、残留という現実的な目標に軸足を置いている印象がある湘南。気が付けば、7シーズン連続でJ1に居続けている。
山口監督自身、現役時代は湘南でプレーしたワケでもなく、以前に所属していたガンバ大阪(2016-20)でもヘッドコーチとして、当時の宮本恒靖監督(現日本サッカー協会会長)をサポートする立場だった。