評価:★★☆☆☆/続投可能性:10%
2018年、横浜F・マリノスの監督に就任したアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム・ホットスパー)のヘッドコーチとして来日したピーター・クラモフスキー監督。
2020年、自身初の監督として清水エスパルスに入団するもJ1残留ギリギリの17位に低迷し1年で退任。2021年、J2モンテディオ山形の監督に就任したが、2023シーズン開幕2連勝の後の5連敗で解任。時を同じくしてアルベル・プッチ・オルトネダ監督を解任したFC東京の監督の座に収まる。
こうして見ると、監督としての能力以前にタイミングに恵まれた印象だ。2023シーズン11位という結果でクラモフスキー監督続投を決めたフロントにガッカリした東京サポーターも多かったはず。案の定、今季開幕ダッシュにも失敗し、中位あたりをウロウロしながらシーズンを終わろうとしている。サポーターから「フロントは本当に優勝する気があるのか」と言われても仕方のない人事だ。
既に今季限りでアビスパ福岡監督を退任する長谷部茂利氏にアプローチしているという噂がある。福岡が“エレベータークラブ”から脱し、タイトルまでもたらした長谷部監督ならば、若く勢いにある若手の多いFC東京をもう一段上にまで引き上げ、上位進出のみならず久しぶりのタイトル奪取も夢ではないだろう。
東京ヴェルディ:城福浩監督
評価:★★★★★/続投可能性:90%
昨2023シーズン、J1昇格プレーオフで勝ち抜き、16季ぶりのJ1昇格を果たした東京ヴェルディ。下馬評を覆して早々にJ1残留とシーズン勝ち越しを確定させ、これほどまでに躍進するとは他サポーターは思ってもみなかっただろう。昇格組としては、どうしても町田の快進撃に目を奪われがちだが、東京Vも賞賛に値する成績を残している。