率直に言って、私の主たるテーマではなく、もうあまり関わりたくないのだが、インターネットで流布する言論が粗雑にすぎるので、手短に。
11月5日に、文春オンラインが「東野篤子氏をX上で中傷した警察官が、略式起訴され罰金刑になった」旨で、以下の記事を出した。ヘッダー写真のとおり「Webオリジナル」の表記があり、書類送検時には紙媒体(『週刊文春』本年6月27日号)でも報道されたのに比べると、扱いは軽い。
報道を受けて翌6日に、東野氏がnoteで背景を説明した。一方で、彼女からX上でネットリンチの被害に遭った羽藤由美氏は、大変怒っている。
東野氏が更新したnoteは、以下のもので、こう綴られている。
また〔自分を中傷した〕元警部は、私の職場である筑波大学に極めて近い場所に居住しています。このため現在も、私は元警部と勤務地近辺で遭遇するリスクを抱えています。 (中 略) このため私は現在も、元警部の顔を知らないまま、彼の生活圏内で勤務を続けざるを得ない状況です。このため、私の公的・私的生活は大きく制限を受け続けています。自分自身の身の安全を守るため、つくば駅から勤務先まで、自己負担でタクシー通勤を余儀なくされました。