オンでもオフでも高い走行性能を発揮する新型トライトン
今回試乗したのは、上位グレードのGSRです。都内から箱根までドライブしました。
最初は後輪駆動の「2H」で高速道路を走行していましたが、ステアリングと乗り心地の安定感が物足りなかったので、「4H」に切り替えました。すると、これまで感じていたふわふわ感の強い乗り心地や頼りない感じのあったステアリングフィールもシャキッとして、快適に走行できました。
この高い走行安定性は、大柄なピックアップトラックに乗っていることを忘れさせてくれます。
2.4Lディーゼルエンジンは、アイドリングストップ再始動時の揺れの大きさを除けば、非常にモダンな印象。
レーダークルーズコントロールシステム(ACC)は、先行車との車間距離が詰まった際のブレーキの掛け方もマイルドですし、再加速ではディーゼルらしいトルクを活かしたスムーズさが印象に残りました。
またアクセルワークに対する遅れも少なく、低回転から470Nmという最大トルクを発生してくれるので、3トン近い総重量のトライトンでも箱根の急坂をストレスなく登ることができます。
オフロードコースでは、4WDモードを「4HLc」、ドライブモードはMUDを選択すると、急坂もグイグイとパワフルに登ってくれますし、急な下り坂ではヒルディセントコントロールが超低速での降坂を可能にします。
凸凹のモーグル路ではモードを「4LLc」に切り替えると、ひとつのタイヤが完全に浮いてしまうような状況でもスムーズに走行できました。