ヤマハのXフォースABSとシグナス グリファスのサイズ比較
40万円を切る価格に、ステップスルータイプのフルフラットフロアなど排気量以外はよく似たキャラクターを持つこの2台。並べてみてもなんだか車格は同じくらいに感じる。確かに排気量の大きいXフォースABSは車両重量130kgと、シグナス グリファスに比べて5kgほど重たいものの、全長に関していえば1835mmとXフォースABSの方が40㎜も小さくコンパクト。駐輪スペースに関して言えば両車とも同じ場所に停められると思っていいだろう。
また最小回転半径に直結する軸間距離に関しても、なんと2台は同じ数値の1340㎜。実際に押し歩きしてみた印象は、タイヤ径が12インチで1インチ小さいシグナス グリファスの方がクイックでやや小回りが効くように感じるがほぼ同じくらいと言っていい。ハンドル幅である全幅はXフォースABSの方が760㎜と70㎜ほど幅広だが、押し歩きに関してはむしろ力が入れやすかった。
XフォースABSとシグナス グリファスの足つき比較
XフォースABS シート高:815㎜
シート高815㎜。シート前部の角がしっかりと削られているため、足をごく自然に下へ真っ直ぐ伸ばすことができる。足つき性は両足をつこうとすると踵が4cmほど浮く程度。母指球でしっかりと支えられるため不安はない。
シグナス グリファス シート高:785㎜
シート高785㎜。XフォースABS同様、シートの前部の角が削られており、シートの低さ分くらい足つき性がよく、両足をつこうとすると1cmほど踵が浮いた。ポジションに関しては、シグナス グリファスはフロア前部に足置きがあり、ポジションの自由度が高いこと大きな違いとなっている。
Xフォースlow シート高:785㎜(概算値)
XフォースABSの純正アクセサリーには、最大約30㎜の足つき性アップが見込めるワイズギア製のローダウンシート(21,450円/税込)が用意されている。またこのローダウンシートを組み込んだアクセサリーパッケージのXフォースLowもあり、こちらの価格はなんと407,000円 (税込)でローダウンシートを単体購入するより10,450円もお得なセットになっている。
計算上はシグナス グリファスと同じ785㎜になるXフォースlowのシート高だが、実際の踵の浮き具合も一緒で1cm程。足つき性を気にするならローダウンシートの導入を検討してみよう。