- アジア・大洋州とは
前回は、IMFのデータベースから、主要国や経済水準の高い国の1人あたりGDPについてご紹介しました。
普段のOECDのデータには含まれない中東諸国や、シンガポール、台湾、香港などのアジア諸国の水準が高いようです。
せっかくですので、今回からはIMFのデータから地域ごとに世界各地の1人あたりGDPの詳細をご紹介していきたいと思います。
地域の区分は外務省のホームページを参照し、次のような区分としています。(参考ページ: 外務省 国・地域)
<アジアの国・地域>
インド インドネシア カンボジア
シンガポール スリランカ タイ
韓国 中国 ネパール
パキスタン バングラディシュ 東ティモール
フィリピン ブータン ブルネイ
ベトナム マレーシア ミャンマー
モルディブ モンゴル ラオス
北朝鮮 香港 台湾
マカオ
<大洋州の国・地域>
オーストラリア キリバス クック諸島
サモア ソロモン諸島 ツバル
トンガ ナウル ニウエ
ニュージーランド バヌアツ パプアニューギニア
パラオ フィジー マーシャル
ミクロネシア
- 1人あたりGDPの推移:為替レート換算値
アジア・大洋州で代表的な国・地域の1人あたりGDPの推移を見てみましょう。
図1がアジア・大洋州の1人あたりGDPの推移です。
シンガポール、オーストラリアが高い水準に達していて、香港、ニュージーランドも2010年代から日本を上回っています。
日本は2022年、2023年で減少傾向で、台湾、韓国に近い水準となっています。
その他、アジアの国々は少しずつ水準が上昇している事も確認できますね。