■ロンドン塔の王子

殺人事件の犠牲者が語る!?歴史に残る有名殺人事件の“怨霊”エピソード
(画像=pikous – flickr.com, CC 表示 2.0, リンクによる、『TOCANA』より 引用)

 ロンドン塔は、ヘンリー8世の処刑された妻、アン・ブーリンの亡霊が、自分の斬首された頭を持って現れることで有名だ。だが「呪われた」ロンドン塔は、他にも多くの幽霊が出現している。

 その中には、歴史的に有名な探検家で作家のウォルター・ローリー卿、火薬陰謀事件を起こしたガイ・フォークス、ロンドン塔に幽閉された9日間の女王ジェーン・グレイなど、その場で処刑された霊がロンドン塔にしばしば現れる。

 しかしその中でも最も悲劇的な幽霊は、弟のリチャード(9歳)と一緒に、12歳で殺害されたエドワード5世の幽霊に違いないだろう。彼らは叔父であるリチャード3世の命令で、ロンドン塔で殺害されたと言われている。

 後世、「血まみれの塔」と呼ばれた塔の階段で、手をつないでいる2人の男の子の幽霊が目撃されている。

 2017年に撮影された写真には、被写体の肩の上に小さな男の子が2人映っていたという。撮影者は、写真に写った2人の男の子が王子に非常によく似ていたこと、そしてその場に誰もいなかったことを証言している。