オリジナル形状変更シートも販売
KTM神戸イーストでは、前後サスペンションの仕様変更によるロワリングに加えて、足着き性を改善するオリジナルアイテムとして形状変更シートも展開。両者を組み合わせることで、足着き性に対する不安を大幅に減らすこともできる。このオリジナル形状変更シートは、2024年のダカールラリー二輪部門を制したHRC(ホンダファクトリーチーム)のマシンにも製品を供給するノグチシートに製作を依頼。軽量高反発のT-NETとウレタンフォームを組み合わせたシートは、薄くてもクッション性に優れ、長時間のライディングでも疲れづらいことで知られる。KTM神戸イーストでは、車種ごとに何度も形状を見直しながら設計を依頼。サイドのスリム化も実現されており、車種により異なるが25~30mm程度のシート高ダウンを図れる。
一例として、25mmダウンとなる790/890 ADVENTURE用は6万9300円、同じく25mmダウンとなる1290 SUPER ADVENTURE S(2021年型~)用は7万9000円。価格はいずれも2024年2月現在で、ノーマルシート持ち込みによる加工費となる。
1290 SUPER ADVENTURE Sも気軽に試乗可能!?
ところで2024年2月現在、KTM神戸イーストには小柄なライダーが乗ることを諦めていた試乗車が、多数ラインアップされている。そのひとつが、1301cc水冷Vツインエンジンを搭載したビッグアドベンチャーモデルの1290 SUPER ADVENTURE S。2021年型のモデルチェンジにより、ミリ波レーダーを活用した前車追走&自動速度調整のACC(アダプティブクルーズコントロール)を搭載し、その利便性と制御の秀逸さでも話題となっているモデルだ。このACC、長旅好きならぜひともまずは体験してもらいたいアイテムなのだが、1290 SUPER ADVENTURE Sにはひとつだけ気がかりな点がある。シート高が、849/869mmとやや高めなのだ。
そこでKTM神戸イーストでは、ロワリング加工を施した1290 SUPER ADVENTURE Sを試乗車として用意。こちらはノーマル比-65mmとなる784mmのシート高となっており、身長155cmで細身の女性ライダーでも両足のつま先が接地する。「ACC付きのビッグアドベンチャーには興味あるけど、足着きが……」と悩んでいたライダーは、ぜひKTM神戸イーストに相談してほしい。
ちなみに、2024年3月15~17日に開催される第40回大阪モーターサイクルショーのインパラブース(KTM神戸イースト、ハスクバーナ神戸イースト、WP神戸イースト)では、このロワリング仕様1290 SUPER ADVENTURE Sと、下に紹介するロワリング仕様790 DUKEを展示予定。来場者が実際にまたがることもできる。ショップだけでなく、ぜひこちらも訪ねてもらいたい!