■カナリア諸島のUFO
1976年6月22日の夜、カナリア諸島に光り輝く巨大なオーブが飛来して一帯の上空を飛び回り、かなりの数の島民が目撃した。写真も数多く撮影され、翌日のスペイン各紙の紙面を賑わせた。
この時、患者宅から帰るタクシーに乗っていた外科医もまたこの巨大なオーブを目撃したのだが、よく見るとこのオーブの中が透けて見えてきて、2体の人影が確認できたというのである。外科医以外にもオーブの中に人影を見たという報告がいくつかあり、スペイン政府当局が積極的にこれらの目撃証言を収集して文書に残していることもこの事件の特殊性をよく表している。
スペイン海軍の艦船からもこのオーブが目撃されたこともあり、スペイン軍はこの後集中的に調査を行い、同日に確かにこのオーブが出現したことを認めたものの、最終的に「未確認飛行現象(UAP)」であると結論づけた。