レバー比4.0の③は、かなりそのキレの鈍さが改善されました。軽さも十分なので、ここはひとつ採用候補にしたいところです。であればもう少しキレを取り戻すための②はどうなのか……というと、キレは純正とほぼ遜色ないところまで回復。ただ、クラッチの軽さはたしかに違うものの、まだだいぶ重いなという感触があります。実際、②は有力候補なのでしっかり走り込んでみると、純正よりは疲れないものの、やはり15分ほどで指の握力を使い切ってしまう感がありますね。①だと、純正同等といった感触です。前述した通り、パーツとしての精度がいいぶん若干ながら軽さを感じるので、元々軽いクラッチであれば①でも十分事足りるでしょう。
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結果的に編集部で選んだのは③の位置。③であれば30分走り込んでも指の握力はそのままで、YZ250FXよりも少し重く感じるもののキレもそこまで失わず、ベストな位置を見つけることが出来ました。走るシチュエーションによっては、タイコの位置を入れ替えてレバー比を変えて乗ってもいいかもしれません。
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車種を選ばず装着できるのがうれしい
実はこのウルトラライトクラッチパーチ、レーサーのみならずトレールにも装着できるところがナイス。セロー250やCRF250Lはレーサーに慣れているライダーであれば、そこまで重さは感じません。しかし、女性や手の小さい人はもう少し軽くしたいと感じる方もいらっしゃるはずですよね。
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セローの場合はトライアル遊びをするライダーも多く、そういった場合はクラッチのキレがとても大事になるのであまりおすすめできないかもしれませんが、ツーリング向けであればキレはあまり気にならないもの。キレは二の次、クラッチの軽さをとにかく重視したいというライダーにはぜひオススメしたいところです。