最新の安全性を享受できるのは広い家を持つ層だけ?
初代カローラにあわせた大きさの駐車スペースを設けた家を持っている人が最新のカローラを買おうとすれば、かなり窮屈か、入庫することが不可能かもしれません。
カローラでなくとも、「古めの家に新しめの車がギリギリ入ってる」という光景は古くからある住宅街などに行くと見ることができますが、家は車よりも長い期間所有することが一般的かつ、かたちなどをそう簡単には変更できないものですので、車が肥大化したからと言って駐車スペースを拡げることは簡単ではありません。
こうした住宅事情も軽自動車への乗り換えを後押ししていると言え、実際に現在の日本でいちばん売れている車はカローラではなく、ホンダの軽自動車「N-BOX」です。軽自動車の安全性は、現在はNCAPの評価で星5つを獲得するほど進化していますが、評価の詳細、点数を見てみるとやはり普通車と比較すれば劣っています。
車のボディサイズが大型化している主な理由は安全性向上のためですが、その結果、駐車スペースに余裕がない住宅の利用者は、普通車よりも安全性に劣る軽自動車へ乗り換えることになってしまっているというのは、皮肉な結果であると言えるかもしれません。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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