もしかしたら、最初のドローンドッグファイトは、2022年10月に発生したものだったかもしれません。
WW1-style duel. Ukrainan Mavic-drone, which we have delivered to one of the airborne units in Donetsk region, destroyes russian opponent. Amazing!
Pls support our Armed Forces: https://t.co/nw19NpRIN6 pic.twitter.com/2vaCBQINQK— Serhiy Prytula (@serhiyprytula) October 13, 2022
X(当時Twitter)にポストされた動画は、ロシアとウクライナの非武装ドローンが衝突し、ロシア側のドローンが破壊された様子を映し出しています。
では、このようなドローン同士の戦いは、1~2年でどのように変化したでしょうか。
ドローンが破壊行為の80%を占める時代に
偶然に生じたドローンドッグファイトの数カ月後には、両国が意図的に互いのドローンを迎撃し始めました。
今やドローンは単なる偵察機としてではなく、武器を積み、相手のドローンを打ち落としたり、人や軍事設備を攻撃したりするために用いられているのです。
パリで開催された世界最大規模の防衛展示会「ユーロサトリ2024」にて、フランスの陸軍参謀総長ピエール・シル氏が語った言葉によると、現在、ウクライナの前線ではドローンによる攻撃が、軍事装備と人員への破壊行為の約80%を占めています。
しかも「8カ月前にはこのような状況が見られなかった」とのことで、戦いの形式が急速に変化していることも分かります。
では、低コストで大きな被害をもたらす敵国のドローンに対処できるのは、どんな武器でしょうか。