企業では人事戦略上、「今年は〇人採用」が役員会などで方針決定されます。人事部はその方針どおり頭数をそろえなければ人事担当役員の能力には罰点がつきます。つまり頭数第一主義なのです。一方、学生は様々な業種の中で星の数ほどある企業から一つだけ選ばねばならないのです。学生時代に接した企業名なんてCMに出てくるところとかBtoCの企業ぐらいで実は陰の実力者であるBtoBは「へぇ、そんな会社あるんだ」なのです。学生の甘えもあるでしょうし社会人としての勉強不足もあります。テレビドラマのイメージで会社に入るも実社会は「だっせー」ということもあるでしょう。このギャップを埋めなければ「3年3割」の問題は永遠に続き、不幸な新卒者を生み出し続けなければいけないのです。
一線を越えた北朝鮮北朝鮮がロシア軍の傘下になり、ウクライナ戦の前線に今月末にも投入されるようです。どういう形の参戦にしろ私は非常に憤りを感じています。それは国家として参戦したからにほかなりません。もちろん、言い分はいくらでもあるでしょう。ウクライナにはNATOをはじめとする西側諸国が武器を供与しているので「兵士と武器はどう違うのか」とか「ロシアはアフリカなどからの傭兵を雇っていたじゃないか」と。私から見れば武器も傭兵もそれは補完的なものであり、戦争当事者はロシアとウクライナなのです。基本的に第三者は前面に出てきていないのです。
金正恩氏の判断は明らかに間違っており、世界を惑わせます。これで戦争の枠組みが単一国同士の争いから複数国相手の戦いに変わってしまうからです。この論理が成立するならウクライナが協力国から兵士の支援を受けることもあり得、ウクライナを戦地とした関ケ原の合戦状態になってしまうのです。それでは停戦交渉どころではなく、それこそ世界大戦になります。ゼレンスキー氏は「戦略的停戦」を行い、北朝鮮軍との対峙をすべきではありません。