累計会員数が400万人を誇るサービスとなった「アキッパ」。このサービスの今後としてどのようなものを展望しているのか、金谷氏にお聞きしました。
「まずは、akippaのミッション『“なくてはならぬ”サービスをつくり、世の中の困りごとを解決する』、ビジョンである『リアルの“あいたい”を世界中でつなぐ』の達成に向けてやるべきことをやるということですね。
2040年までに『世界最大のモビリティプラットフォーム』になるという目標に向けて、コミットしたいなと思っています。自動運転のプラットフォームとしての構想もあります」
稼いだお金を投資して貧困をなくしたい
「アキッパ」事業以外のところで、金谷氏が成し遂げたいことについては、
「これはakippa株式会社としてというより、個人的な人生のミッションです。
そのために、アキッパを大成功させる必要があります。akippaのミッション・ビジョンは世の中をより良くするので、まずはここに集中して、将来的に個人的なプロジェクトをやりたいです」
と前置きしたうえで、
ビル・ゲイツが実践する『与えるために稼ぐ』という考えにめちゃくちゃ共感しています。『効果的な利他主義』で、本当に必要な人に寄付しているんです。
寄付の多いアメリカでも、寄付額のうち数%しか貧困層に届いてないという現実があるんですが、本当に困っている貧困層にちゃんと分配できるプラットフォームを作って、いつか貧困をなくしたいんですよ。
ぼくは、あまり欲がないんです。例えば1億円稼ぐのと10億円稼ぐのはぼくからしたら一緒です。
休日も、音楽フェスやライブ・サッカーの試合を見に行ったら、満足です。だから、お金だけではモチベーションは沸かないです。
一方で、自分が生まれてきた意味やこれからの自分にできることを考えたとき、『 スティーブ・ジョブズよりも、歴史に名を刻む人になりたい』と思って、それを実現するにはこれしかないと思っています。