金谷氏の起業からの年表
2012年にはベンチャーキャピタルから6,500万円の資金調達を行い、成果型アルバイト求人サイト「リバイト」やオンデマンド出版サービス「GalaxyBooks」を開始しました。
「まだ出資で6,500万を調達したころには、会社のお金に余裕がなくてぼくは必要な分だけを会社からもらってギリギリの生活を続けていました。お金もギリギリで、忙しくて仕事に集中する生活をしていると、自宅のポストもなかなか開けないんですよ。
ある日の夜遅くに出張から帰宅すると、電気を止められてしまったことに気づいて、そのときに電気は必要不可欠だとシンプルに思ったんです。
まさに電灯とか電気ってすごいなと思って、そこで「“なくてはならぬ”をつくる」を(会社の経営理念として)掲げて、そういうサービスを作ろうと思いました」
その後、金谷氏はなくてはならぬサービスを、生活の困りごとを解決するサービスと定義し、社員みんなで生活の困りごとを200個挙げたそうです。
そのなかの困りごとのひとつとして、「駐車場は現地に行ってから満車だと知るので困る」というものがあったといい、この課題をなくすために「アキッパ」が誕生しました。
「アキッパ」は、契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫・空き地・商業施設などの空きスペースにネット予約して駐車でき、誰でも簡単に駐車場をシェアできるサービスです。
これまでの事業と比べても、「アキッパ」が成功した理由として、
「ミッションを策定してそこから逆算して見つけた事業だったというところと、DeNAから出資を得たっていうのが大きいですね。
そこで、どうやってプロダクトを作るのかとか、どうやってユーザーを集客すればいいかとかを教えてもらって学んだことも大きかったですね」
と語りました。