テレビ東京のプロデューサーとして『ゴッドタン』『ピラメキーノ』などの人気番組を手掛け、フリーランスとなった今では、チャンネル登録者数227万人(10月4日現在)のYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』、Netflix配信のバラエティー番組『トークサバイバー!』などの企画・プロデュース、ニッポン放送のラジオ番組『オールナイトニッポン0』のパーソナリティーも務めている佐久間宣行さん。

2022年刊行の『佐久間宣行のずるい仕事術』に続いて、2024年7月に発売された『ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方』といったビジネスパーソンのためになる書籍も執筆しています。

そんな佐久間さんに、U-NOTE編集部はビジネスパーソンのキャリアに関する悩みやアイデアを想起する方法などをインタビューしました(全3回中1回目)。

ギャップを感じてからがスタート

ーーー社会人になり、仕事や自分の能力で描いていた理想と現実にギャップを感じている人は多くいると思います。そういう人は、どう対処したらよいのでしょうか。

ギャップを感じるのは当然というか。感じない人はいないと思うんで、まずそれは普通のことだと捉えた方がよい、というのが1つ。むしろ、ギャップを感じたことがスタートです。ギャップを感じなかった人は、多分ちゃんと状況を把握できていない可能性があると思います。

それか、もうとんでもなく大学時代から準備できていた人だと思うんでね。ただ、そんな人は滅多にいないし、ほとんどがギャップを感じて当然だから、そこに対して悩む必要は別になくて。

ギャップを感じてからのアプローチの仕方は、自分に向いていないものと向いているものがあるから、それは精査するべきだと思います。

自分を客観視することは大学時代もある程度はありますけど、働くってことは必ずしも自分が主人公ってわけじゃないから、組織のなかで客観的にどう見えているかをまず1回は把握したほうがいい。。そうしないと、「自分」という乗り物の正しい運転の仕方がわかんないんで、組織で傷つかずに働くには自分が周りからどう見られているのかをできるだけ客観的に把握することが大事かなと思います。