■50年間を共にした夫婦の最期

 1929年、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州にエヴァンとエレンという70歳代の夫婦が暮らしていた。結婚生活50年を過ぎても2人は仲睦まじく、彼らはお互いのそばを離れることがなかったという。しかし、年を重ねるとともに妻のエレンは心臓を患い、治療による副作用で何日もベッドで寝たきりになってしまう時がしばしばあったそうだ。そして同年5月、いつものようにエレンがベッドに横たわっていたので、エヴァンは妻を見守りながら日中を過ごし、夜は妻の隣で寝ていた。しかし数日が経ち、いつまでも目を覚まさないエレンを見たエヴァンは警察に連絡。そこで警察は、エレンが10日以上前に亡くなり、すでに目や鼻が腐敗し始めていることに気づいた。その後、エレンは遺体安置室に運ばれ、残されたエヴァンは孤独に残りの人生を過ごしたという。

提供元・TOCANA

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