小中学校・高校にOiTrを設置していくための「新OiTr」?

―――今後OiTrはどのように展開していく予定ですか?

飯﨑さん:OiTrの今後の成⻑と継続のためには、広告協賛の獲得と顧客やエンドユーザーとの関係深化が必要です。私たちはOiTrのプラットフォームであるデジタルサイネージとスマートフォンを活⽤して、顧客やエンドユーザーのニーズに応じた多⾓的なサービスの展開が重要と考えています。

ただ、現状ではOiTrは小中学校・高校には設置してはおりません。というのも、OiTrは、スマホを利用したサービスだからです。特に小中の年齢だとスマホを持っていない・持たせない親もいるので、ナプキンを受け取れる子とそうでない子が出てきて格差が生じてしまうからです。そもそもOiTrは格差をなくすものであるので、OiTrによって格差を生じるようなことはしたくないという考えからです。

実は、京都の一部の小中学校で、スマホを使わずにナプキンが受け取れるOiTrをテスト導入しています。特に小学校は初潮がくる時期で、不安も多いと思うので、できる限り早く実現できるようにしたいと思っています。

また、OiTrに設置されたデジタルサイネージは広告放映だけでなく、将来的にはコンテンツを提供できればと考えています。例えば、学校のトイレのなかで性教育のコンテンツを流し、子どもたちの学びに貢献できるようになるかもしれません。

これからも全国にOiTrの設置を増やしていき、OiTrのプラットフォームを構築することで、新たなユーザーへのサービスの提供、さらに設置導入いただいた施設様がこのプラットフォームを活用いただだき、集客、収益をあげられるようなサービスも展開したいと考えています。

「OiTr(オイテル)」公式サイト

https://www.oitr.jp/