鹿島アントラーズ(左)柏レイソル(右)写真:Getty Images

高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2024のEAST(以下プレミアEAST)第19節が10月19日~20日に各会場で行われ、激戦が繰り広げられた。第18節終了時点で首位を走る横浜FCユースはアウェイで7位の流通経済大学付属柏高校と対戦し、0-2で敗れている。一方で首位と勝ち点3差で2位につける鹿島アントラーズユースはアウェイで8位の川崎フロンターレU-18と対戦し2-1で勝利。これにより勝ち点・得失点差で両チームが並ぶも、総得点で上回った鹿島ユースが横浜FCユースを抜いて首位に立った。

また、全12チームの下位2チームが自動降格となる残留争いも熾烈を極めている。9位の尚志高校といわゆる“6ポイントマッチ”を戦った市立船橋高校(11位)が3-1で勝利。10位のFC東京U-18は4位昌平高校とホームで対戦したが1-2で敗北した。この結果を受け、9位から11位までの3チームが勝ち点20で並んだ。現時点での最下位は勝ち点10の大宮アルディージャU18で、次節の結果次第では早くも降格が決定する。ここでは、プレミアEAST第19節の各試合をハイライトと共に振り返る。


柏レイソル 写真提供: Gettyimages

ワッドの2ゴールで柏が逆転勝利

柏レイソルU-18(3-1)青森山田高校

【得点者】

  • 10分: 石川大也(青森)
  • 54分:ワッド・モハメッド・サディキ(柏)
  • 67分:吉原颯人(柏)
  • 76分:ワッド・モハメッド・サディキ(柏)

試合開始10分、青森山田らしいプレーで試合が動いた。青森のキャプテンDF小沼蒼珠のロングスローを柏レイソルU-18のGKが弾くも、それを拾ったFW石川大也がゴール左隅に流し込み青森が先制に成功。一方で同点に追いつきたい柏は、来季からトップチーム内定が決まっている大型FWワッド・モハメッド・サディキのポストプレーを起点に攻撃を組み立てようとするも青森ディフェンスの素早い寄せに遭い、なかなか自分たちのリズムを作れず前半が終了する。