中程度以上の運動とは、心拍数や呼吸数が通常よりも増加するものの、まだ会話はできるレベルの身体活動です。

これにはサイクリングや少しスピードを速めたウォーキング、社交ダンスやエアロビクス、水泳などが当てはまります。

画像
Credit: canva

デスクワークをしているなら、大体1時間ごとに立ち上がって5〜10分ほどの運動を取り入れるといいでしょう。

そうすれば、座りっぱなしと立ちっぱなしの両方の弊害を回避できるはずです。

賢人たちは昔から「極端に偏らず、過不足なく調和の取れたバランス」を意味する「中庸(ちゅうよう)」の大切さを説いてきました。

座りっぱなしがダメだからといって、真逆の立ちっぱなしに振り切るのもやはりダメなようです。

日々のデスクワークでも「〜っぱなし」のような極端な行動はやめて、適度に座り、適度に立ち上がるのが良いのでしょう。

「1週間立ちっぱなし生活」で体にどんな変化が起きるのか?

全ての画像を見る

参考文献

Standing more may not reduce cardiovascular disease risk, could increase circulatory disease
https://www.sydney.edu.au/news-opinion/news/2024/10/17/standing-more-may-not-reduce-cardiovascular-disease-risk--could-.html

Standing desks do not reduce risk of stroke and heart failure, study suggests
https://www.theguardian.com/society/2024/oct/16/standing-desks-may-be-bad-for-your-health-study-suggests

元論文

Device-measured stationary behaviour and cardiovascular and orthostatic circulatory disease incidence
https://doi.org/10.1093/ije/dyae136