海釣りの中でも人気ターゲットのアジは、狙う仕掛けも多種多様です。今回はそんなアジを釣る仕掛けの種類を、陸っぱり・船釣りともに解説します。また、大アジにアプローチ出来る仕掛けも紹介していきます。
目次
1 アジ釣りの仕掛けは多種多様
2 陸っぱりアジ釣りの仕掛け
2.1 サビキ
2.2 ウキサビキ(飛ばしサビキ)
2.3 ぶっこみサビキ
2.4 カゴ釣り
2.5 ウキフカセ釣り
2.6 アジング
3 陸っぱりの大アジ狙いに効果的な仕掛け
3.1 遠投出来る仕掛けを用いる
3.2 タナは底が基本
3.3 大きめの針を使用する
4 船釣りなら簡単にアジが釣れる
5 船釣りでアジを狙う際の仕掛け
5.1 LTアジ
5.2 ビシアジ
5.3 ライトウィリー
5.4 天秤の釣りにクッションゴムは必要?
5.5 サビキ
5.6 胴突き仕掛け
5.7 バチコン
6 船から大アジを狙うには?
6.1 例1:東京湾走水のビシアジ釣り
6.2 例2:大阪湾の鬼アジ釣り
6.3 例3:豊後水道の関アジ釣り
7 付けエサについて
7.1 陸釣り
7.2 沖釣り
8 コマセについて
8.1 陸釣り
8.2 沖釣り
9 アジをバラさないために工夫できること
9.1 ドラグは緩めにしておく
9.2 反転しないうちに上顎に引っ掛けるようにする
アジ釣りの仕掛けは多種多様
アジを狙う際に使える仕掛けは様々なものがありますが、状況によって適切な仕掛けが変わります。従って当日の状況に合わせられる様に何種類か仕掛けを用意しておくと良いでしょう。
陸っぱりアジ釣りの仕掛け
陸っぱりでアジを狙う際に有効な仕掛けについて紹介していきます。大きく分けるとコマセを使う釣り方とコマセを使わない釣り方に分かれます。
サビキ
サビキ釣りは魚の皮やスキンなどが針に巻かれた疑似針をまきエサに紛れ込ませ、魚が間違って食べたところを釣り上げます。道糸の先に5~10個のサビキ針が付いた仕掛けを接続し、その下または上にコマセカゴを接続します。真下に落とし込むだけなので比較的大きな群れが目の前で回っている時に有効な釣り方です。
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ウキサビキ(飛ばしサビキ)
ウキサビキはその名の通りウキを付けたサビキ仕掛けです。遠投が効くので沖合のアジにアプローチすることが可能です。また、ウキ下の長さを調整することで幅広いタナを狙うことができます。
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ぶっこみサビキ
基本的な仕掛けはサビキ釣りと変わりませんが、サビキ仕掛けの上にロケットカゴとフロート玉を付けます。フロート玉を付ける事によって仕掛けが海中で垂直になるのが特徴です。タナは底付近しか狙えませんが、非常に遠投が効く仕掛けのため、沖合の深場にいることが多い大アジを狙いたい時に効果的な仕掛けです。
カゴ釣り
カゴ釣りは、ウキ止めとシモリ玉、ウキを付けて、その下にまきえカゴや遠投天秤カゴ、更にその下に2~3ヒロの長さをとってグレバリ5~8号などを結びます。針を沈めやすい様に途中にガン玉をつけましょう。海の状況によってエサをゆっくりフォールさせたいのか速く落としたいのかによってガン玉の重さを適宜変える必要があります。仕掛けの特性上、エサとまきエサが同調しやすいのが特徴です。
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ウキフカセ釣り
ウキフカセ釣りの仕掛けはウキ止めとシモリ玉、ウキを付けた道糸にハリスと針を接続します。付けるオモリがガン玉のみなのでアジの引きを楽しめるのがひとつの魅力です。カゴを使わずコマセをひしゃくで撒いて魚を集めるので、潮の流れを読んでコマセを撒きコマセと仕掛けをいかに同調させるかが重要になります。
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アジング
アジングはアジをルアーで釣る釣り方です。仕掛けは道糸の先にフロロカーボンラインなどのリーダーを結び、ワームやプラグなどを付けます。どのようにアジにルアーを食べさせるかゲーム性の高さが魅力で、ライトなタックルにシンプルな仕掛けのためアジの引きも楽しめます。
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陸っぱりの大アジ狙いに効果的な仕掛け
陸っぱりから大アジを狙う場合にどのような仕掛けが適しているか紹介します。
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遠投出来る仕掛けを用いる
尺アジは岸寄りの浅瀬ではなく沖の深場にいる事が多いです。そのため沖合いにアプローチ出来る遠投仕掛けが有効です。深場が隣接する釣り場を選び、沖合から大アジが回遊するルートになるブレイクライン(カケアガリ)をぶっこみサビキやカゴ釣りなどで狙うと釣果に繋がることが多いです。
タナは底が基本
豆アジなどはコマセを撒けば表層に浮いてきますが、尺超えアジにもなると長く生きている分警戒心が強くなり、基本的には底にいることが多いです。従ってタナは底を狙うのが尺超えアジの攻略の秘訣です。
大きめの針を使用する
グレ針7~8号程度の大きめな針を使うことで豆アジを避けられる上にガッチリと針がかりしやすくなります。