子育て層にうれしいタントカスタムのミラクルオープンドア
現行型ダイハツ タントカスタムは、2022年10月にマイナーチェンジを受けて、フロントマスクがそれまでの厚みを持たせたメリハリのあるものから、メッキパーツと薄型のヘッドライトによって押し出し感を強めた顔つきになりました。
ランプ類はすべてLEDとなり、ヘッドランプにはオートレベリング機能が付いています。14インチと15インチのアルミホイールはカスタムだけの装備です。
カスタム専用の黒を基調とした内装は、青をアクセントに配色し、レザー調のシート表皮やメッキ加飾を施すなど質感向上が図られています。
そのほか、「Apple CarPlay」のワイヤレス接続に対応した9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ、荷室側からもスライドが可能なリアシート、ラゲッジの上下2段調節式デッキボードなど、荷室を作り直すという大幅な改良も盛り込まれています。
とはいえタントカスタムの美点は、なんといっても助手席側のミラクルオープンドアによる良好な乗降性と積載性です。これによりリアゲートを開閉しなくても、助手席側から大きな荷物の出し入れが可能です。
また運転席の540mmロングスライドは、室内の移動やミラクルオープンドアからの乗り降り、後席に座る子どものお世話がしやすいという利点があります。そのほか、多彩なポケッテリアも子育て層から支持されている理由のひとつといえそうです。
先進安全装備では、「スマートアシスト」の標準化により衝突回避支援機能が完備されています。
中古車市場には、いわゆる未使用車や走行距離が短い物件など、多くの物件が出回っています。価格を考慮した狙い目は、現行登場時の2019年7月以降から2022年10月のマイナーチェンジ前モデル。
動力性能を重視するのならターボのカスタムRS。街乗り中心で1人〜2人乗りが多いのならNAエンジンのカスタムL/Xでも必要十分といえる走りを享受できます。