東京電力柏崎刈羽原子力発電所の経済波及効果

 2000年4月1日付柏崎日報は、東京電力が建設した柏崎刈羽原子力発電所(以下、柏崎原発)の経済波及効果を報じている。この調査を行ったのはホクギン経済研究所で、調査期間は、柏崎原発1号機建設着工の3年前の昭和50年度(1975年)から全号機(7号機)完成前年の平成8年度(1996年)までの22年間としている。

・原発建設投資額:約2.5兆円
・新潟県全体の人口増:20,943人
・従業者数:17,436人
・新潟県の総生産:4367億円
・県民所得:2537億円

 以上から、柏崎原発の新潟県への経済波及効果は約3兆円と結論している。