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セリカやMR2のグループBマシンに続く本命、セリカGT-FOUR!

セリカやMR2のグループBマシンに続く本命、セリカGT-FOUR!

リッターカーとしての個性を失って不人気だったものの、「デ・トマソ」は間違いなく名車だった~4代目ダイハツ シャレード~【推し車】
(画像=WRCで疾走する初代セリカGT-FOUR,『MOBY』より 引用)

少数生産の市販車ベースでモンスターマシンの饗宴が見られた「グループB」規定が1986年限りで終了すると、1987年からWRカー規定が登場する1997年までは、比較的大量生産(当初5,000台、後に緩和されて2,500台)で市販車に近いグループA時代が到来します。

そうなると、大衆車レベルで本格的なフルタイム4WD車を採用する(※)日本車の参戦は容易になりますが、ファミリアやレオーネに続き1986年に登場したのが、トヨタのST165型「セリカ GT-FOUR」でした。

(※さすがに軽やコンパクトカーは、必要な時だけ後輪を駆動するスタンバイ4Wdがほとんど)

トヨタは3代目セリカ時代にセリカGT-TS(TA64)をベースにしたグループBマシンでサファリラリーなどを席巻、ただしこれはFRレイアウトの2WD車だったので、MR2(初代AW11)がベースの「222D」を開発しますがグループB終焉でお蔵入り。

そこで急遽、1985年に発売、姉妹車のコロナやカリーナ同様FF車になっていたスポーツクーペのセリカ(4代目T160系)を4WD化し、規則上の生産台数を満たした1988年からWRCへ参戦、ついにトヨタワークスは重くてFRの70スープラから開放されました。