とにかく、

・「株価を上げるためには何でもする!」

…も駄目だし、

・「株価なんか知るか!人民が大事なんだ。むしろ日経平均が3分の1になって金持ちが困ったりしたらスカッとするぜ!」

…になられても困るという『当たり前の話』があるじゃないですか。

石破時代が本当に意味があるものになるには、そこの「当たり前の話」をちゃんとやる流れになる事が大事だと思います。

  1. 「極論を超えたコミュニケーションを生み出せるか?」

    なんだかんだ、「直近の自分の金銭的利益」以上の視点で見ている人の中では、石破総理をそこまで嫌がってない感じもあるように思うんですね。

    たとえばSNSで「俺の株下がったじゃないかどうしてくれる」って騒いでる「普段は”自己責任だろ?”が信条のネオリベ投資家サマ」の影で、案外ガチの金融専門家で日本版トラスショックを恐れていた層などはまあまあポジティブに感じていたりした。

    進次郎の「起業家応援税制」みたいなのも、さすがにやりすぎでは?という声がベンチャー界隈からも聞こえていて、むしろ「日本のベンチャーちゃんとホームラン狙えよ!上場ゴールして創業者だけ金持ちになってパパ活して終わりになってんじゃねえ」みたいな記事がめっちゃバズっていたりして。

    「ただ直近で株価を上げるためなら円安になってもいい」というのは、国民生活の基礎を掘り崩して、タワマン買った小金持ちの資産額の増減に国家の政治が全振りしているようなものなので、そういうのはサステナブルじゃないですよね。

    かといって、「株価が3分の1になったら金持ちが損して爽快だなあ!それこそが人民の勝利なのだ!」みたいな狂気に飲み込まれたらオシマイですけどね。

    だからこそ、「アベノミクスのやり過ぎ部分を丁寧に見直して、もう一度色々な立場の日本人の相互信頼を温め直す」ことができるのは、長期的に見れば株価にもプラスだと思います。

    目次
  2. 『石破ショック』は大恐慌につながるか?2. ”健全な株価上昇”に必要な仕切り直しができるかが問われている3. 「極論を超えたコミュニケーションを生み出せるか?」4●結局アベノミクスとは何だったのか5. 「平成時代の呑気さ」は国民の望みだった。これからの変化の時代も同じ。6. 『安保・外交面』における安倍時代の終わりとは?7●「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと…」まとめ