そしてそれは、単に株価とかいう意味でも長期的には意味がある事なんじゃないかという風に、総裁選後数日たってやっと私はある程度ポジティブに受け止められるようになってきました。

2. ”健全な株価上昇”に必要な仕切り直しができるかが問われている

なんせ、株価だけあがって国民が心底の怨嗟の声をあげているような状況はサステナブルじゃないですからね。

「株価が上がる要因」も、日本企業の新陳代謝が進んでどんどん海外市場に進出して目が覚めるような活躍をして…ってアメリカのテック株みたいな理由で上がるんならいいですけど、昭和時代からの既得権益で確保したキャッシュを賃上げに使わないで自社株買いに使って…とかで株価上がっても仕方ない。

ベンチャー関連でも、数日前にある若手ベンチャー経営者が書いた、「日本のベンチャーは一塁打ばっかじゃなくてちゃんとホームラン狙えよ!」っていう檄文みたいなのが出回ってましたが…

日本の「ベンチャー」に、いわゆる「小粒な上場ゴール」で創業者界隈だけ小金持ちになるけどその先何のイノベーションもない…みたいなのが多いというのは、ベンチャー界隈ですら言ってる人が沢山いる情勢だったんで、上記noteは批判されてる上の世代のベンチャー界隈の人からもまあまあ好意的に受け止められているのを見ました。

小泉進次郎が『起業応援税制』を提案してて、それに対してベンチャー界隈でも「さすがにモラルハザードでは?」って言ってる人いましたが、アレもコレも色々と「優遇」された状況で、そこから出てくる『イノベーション』とやらが「交通規制を謎のパワーで緩和して電動キックボードを普及させます」とかだと!