峠をあきらめない
まるでSSな高速アドベンチャーS1000XR

BMWのS1000XR。あのS1000RRのアドベンチャーバイク。
シート高は840mmだが、ローダウンで790mm。ローシートは820mmと多彩なシート高が選択可能。BMWはシートをたくさん用意してくれているのでありがたい。華麗なる4気筒エンジンとハイスピードクルージングが楽しめるアドベンチャーバイクでこの足つきは神だ。

前後17インチの高速アドベンチャー。レースで培ったS1000RRのエンジンをモディファイしているので速い。もうこれはSSかと思うほどハンドリングもクイックで軽快。電子制御サスペンションや空力特性を高めたフェアリング。もう積載性を高めたSSとしか言いようがないほど峠は攻め込めてしまう。アドベンチャーバイクでもワインディングを積極的に楽しみたい人はコレしかない。

●水冷4サイクル並列4気筒999cc
●最高出力165ps/11000rpm
●車重228㎏ (ローダウン230㎏)●シート高 790㎜ ~860mm
●価格:2,167,000円~(税込)

乗りやすく楽しい
ちょうどいいアドベンチャーF900XR

BMWのF900XR。これは名車だと思う。
シート高は825mmだが、サスペンションローアリングキットで775mm。ローシートで795mm。ほかにも選べるが900クラスでこの足つき。絶対王者のR1250GSが人気なのだが、このF900XRもかなりイイ。894ccは十分すぎる排気量だし、この2気筒エンジンは秀逸だ。

トルク特性が実に緻密。マイルドでありココゾというときにはガツンと出る。なによりバックトルクの制御が素晴らしい。アクセルのオンオフによる車体の挙動がほとんどない。加えて電子制御サスペンションがコーナリング時に荷重をアシストして安定感が実に素晴らしい。安心して突っ込んでいける。トラクションがつかみやすくコーナーリングが楽しいのだ。街乗りもひょいと乗れる。全てが丁度いい。

●水冷4サイクル並列2気筒894cc
●最高出力105ps/8500rpm
●車重223㎏ ●シート高 775㎜ ~870mm
●価格:1,241,000円~(税込)

750だけど853cc
実は昔から根強いファンがいるF750GS

BMWのF750GS。F850GSよりもオンロード寄りのアドベンチャーバイク。
シート高はスタンダードで770mm。ベースとプレミアムラインは815mm。旅好きのライダーには昔から定評あるBMWの名車でもある。GSと名の付く通り、そのスピリッツは受け継いでいる。並列2気筒の270°クランクのエモーショナルな走りだ。

大柄なR1250GSと違い取り回しも現実的。電子装備はかなり充実していてダイナミックESAやライディングモード、キーレスなど装備。街乗りからツーリング、オフロードまで器用にこなす。バイクのいろんなシチュエーションをどれも楽しみたい人にはうってつけ。それでいて270°クランクのおりなすトルク感は操ってるぞと走りを楽しめる。まさにマルチパーパスな万能アドベンチャーバイク。

●水冷4サイクル並列2気筒853cc
●最高出力77ps/7500rpm
●車重227㎏ ●シート高 770㎜ ~815mm
●価格:1,433,000円~(税込)