厳しいと噂の警察学校でリタイアしてしまう人はどれぐらい?
ところで警察学校を舞台にしたドラマも制作されているが、訓練は非常に厳しいと聞く。警察学校で脱落してしまう人はどれぐらいいるのだろうか。
「正確なデータではないですが、私の感覚だと警察学校をリタイアする割合は20人に1人程度だと思います。警察学校では、警察官の卵たちが学校に缶詰め状態で厳しい訓練に耐えるわけですが、教えられることに対して理不尽さを感じたり、疑問を持ったりすることなく、素直に受け止めるような人が警察官に向いているといえるでしょう。
教えられたときにはそれが何のためなのか意味がわからなくても、警察官として勤務していくうちに、理不尽にも思える訓練の目的がわかることもありますからね。上長の指示には必ず従うような素直さや、厳しいことも当たり前のように受け止める胆力が、警察官になるうえでは必要かもしれません。なぜなら、警察官一人ひとりのそういった心持ちが、ひいては警察全体としての統制力につながっていくからです」(同)
最後に小川氏は、警察官になるうえでの心構えを教えてくれた。
「率直にいって、年収が高いことや安定した仕事がしたいということで警察官になることはおすすめしません。警察官も公務員ではありますが、収入や安定といった要素は一般的な公務員の魅力であって、警察官としての仕事の魅力ではないからです。やはり警察官として長く活躍できるのは、人を助けたいという純粋な気持ちや、世の中のために正義を尽くしたいというような熱い想いを持った人なのではないかと思います」(同)
(文=A4studio、協力=小川泰平/犯罪ジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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