キューバ米大使館音響攻撃事件

 2017年、キューバの米大使館勤務者22名は、未曾有の健康被害に次々と襲われた。難聴や吐き気、めまい、鼻血、不眠症などなど。頭痛を訴える患者を診察したところ、脳しんとうの症状が現れていた。しかし、本人はこれまで一度も頭を打ったことがなかったのだ。事態を重く見た米政府は、キューバにFBIを派遣し調査したが、音響兵器などの証拠は発見できなかったという。

 しかし、実は新説が浮上していた――「集団ヒステリー」だ。

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(画像=イメージ画像 Created with DALL·E,『TOCANA』より 引用)

 集団ヒステリーは、震災などの災害時や緊急時などに、パニックに陥った人々の間で突発的に伝染し、急激に広まる非常に危険な集団心理として知られている。しかし、集団心因性疾患の権威である医療社会学者のロバート・バーソロミュー博士は、「音響兵器は脳しんとうを引き起こしません。ただ、集団ヒステリーの症状が、こんなに長期間続くことはあり得ない」と疑問を口にしている。

 こうした事件は概ね集団ヒステリーとして片付けられてしまうが、本当にそれでいいのだろうか? もし未知の兵器が引き起こしたテロだとしたら、一刻も早く真犯人を突き止めなければならないだろう。今後、全ての真相が明らかになることを期待したい。

提供元・TOCANA

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