黒坂岳央です。
過去記事で何度か書いてきたが、多くの人が集中力の低下を感じている。より厳密に言えばスマホとそのアプリによって破壊されてしまったのだ。一度失った集中力はかなり努力と意識をしなければ回復することはない。だが、事実として努力と習慣で復活することが可能なのである。
現代人はじっくり思考できない。1秒でもあればスマホを見て時間を潰す。仕事を30分したと思ったら、トイレに篭ってスマホを見る。これからの人生の生き方について考え始めたのに、10分もせずに別のことをやりだす。
SNSで腹立たしいものを見たら脊髄反射で投稿してしまう一方で、高い集中力を使ってじっくり深く考えるスロー思考ができない。つまり、集中力がないということは昆虫のように思考を介さない「反射」はできても賢者のような「思考」ができないということである。これは大変恐ろしい損害だ。
今回は筆者が取り組んでいる集中力を取り戻す習慣をシェアしたい。
スマホは通知OFF最初におすすめしたいのはスマホの通知をOFFにすることだ。人間の集中力を破壊するのは通知による横入りである。
お気に入りの動画やインフルエンサーの配信を見たくて通知をONにしてしまうことで、パブロフの犬のように通知の音や振動と脳の報酬系が餌付けされてしまい、四六時中通知が気になる生活になる。実際に通知が来ない時間も気になるのであれば、目の前のことに集中できていないのだ。
また、スマホは基本的に24時間365日肌見放さず持っているものなので、これを意識的に使わない時間を作るのだ。人間はぼーっとしている時間、運転やウォーキングをしている時間も脳は情報処理をしている。自分の場合、夕方帰宅後はスマホは自動電源オフに設定している。そうすると、仕事のアイデアがいきなり降臨することがよくある。何もしてない時間はムダではない。付加価値の小さい情報を四六時中入れている方がはるかに害悪である。
読書習慣を作る