早ければ次節にも降格が決まってしまう群馬。残りの対戦カードでは残留を争うライバルとの直接対決もあるが、その他のカードも含めもはや1つの敗戦も許されない状況に変わりはない。また、たとえ残りの試合を勝利で終えたとしても、常に他クラブの結果を祈るように見守るしかないというまさに崖っぷち。その中で最後まで降格の危機に抗い続ける姿を見せられるか注目だ。


鹿児島ユナイテッド 写真:Getty Images

直接対決に敗れ窮地に:19位鹿児島ユナイテッド

【残りの対戦カード】水戸、横浜FC、愛媛、長崎、徳島、岡山

5年ぶりにJ2復帰を果たした2024シーズンの鹿児島ユナイテッド。前回のJ2昇格時は1年で降格を味わい、今回こそはJ2への定着とさらに高みを目指す戦いぶりを見せられるか注目されたが、残念ながら現在19位と再び降格の危機に瀕している。

直近のゲームでは同じく降格圏にいる栃木SCとの直接対決に敗れ、残留圏との勝ち点差が10と開いた。この危機的状況の中で何とか残り6試合に望みをかけたいが、対戦カードを見るとそれがいかに厳しい道のりかがわかるだろう。残留を争うライバルとの直接対決はすでに終え、横浜FCや長崎、岡山といった上位勢との対戦を多く残している。特に横浜と長崎には今季大敗を喫しており、白星はおろか勝ち点1の確保さえ難しい相手と言わざるを得ない。その他のクラブを相手に白星を挙げることができたとしても、上位勢との対戦で勝ち点を得られなければ残留は不可能だ。

わずかな希望を糧に残り6戦に挑む鹿児島。直近は8連敗中と先が見えない状況であるものの、もはや悔やんでいる暇はない。まずは次節の水戸ホーリーホック戦で確実に勝利を掴んで連敗を止め、上位勢を相手に金星を狙うための勢いをつけたい。

栃木SC 写真:Getty Images

ここからの3試合がカギ:18位栃木SC

【残りの対戦カード】いわき、愛媛、群馬、清水、横浜FC、徳島