イスラエルが戦い続けるのは宗教的背景と祖国防衛であります。しかしモグラたたきを永遠に続けることはできません。イスラエルは永遠に止まらないモグラたたきに挑んでいる、そんな風に見えます。変化が起きるとすればネタニヤフ氏なり国家主導部がどう変わるか次第だとおもいます。同様にウクライナもゼレンスキー氏が変わればたちまちに変化するはずです。緊張の糸とはよく言ったものでそれがぷつっと切れた時、二度と元に戻らないのは民や軍部の士気ではないかと思います。持久戦になればイスラエルが勝ち続けることはない、よって終結のオプションを考えるべきだと思います。

後記 京都で「環境日本学」の会合があり、ひょんなことからそのオープニングのイベントに参加していました。2008年に早稲田大学で始まった学問で今回京都大学の関連研究所でもその研究が展開されるものです。「人間と自然の境界(あいだ)」というのがメインフレームのこの学問、実は私の知り合いが学際(=学問の際<きわ>)という発想を教えてくれ、その方がその研究所にお入りになったこともあって伺ったものです。今や学問は一つの分野だけでは語ることができず、様々な学問が組み合わさって世の中の事象や事実を説明できるようになってきています。広範な知識が今後の賢人の智慧となっていくと思います。暑かったけれど良い経験でした。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年9月21日の記事より転載させていただきました。